こんにちは、税理士法人YFPクレア 営業部の越尾です。

ペイペイは皆様ご存知ですか?
ソフトバンクがやっているスマホで簡単なキャッシュレス決済です。
この手のキャッシュレス決済ではLineペイや楽天ペイ等、各社強みを生かしてやってきていました。

ここにきて、ソフトバンクが100億円ばらまきともいえる20%ポイント還元するキャンペーンが行われました。しかも、40人に1人は全額キャッシュバックもあるので、家電などの高額な買い物をペイペイでする人が続出し、ビックカメラではレジに長蛇の列を作ったそうです。

つい先日、ソフトバンクは大規模な通信障害を起こしたかと思えば、IPOでも投資家や年配のお金をたっぷり持っている層の話題は持ち切り、さらにモバイル事業の人員削減と若者がぎょっとする話題が出ていた上に、ペイペイで100億円キャッシュバックキャンペーンと、ソフトバンクホークスが2位で終わったこと等どうでもいいと言わんばかりに各方面に話題が持ち切りなので、孫さんの経営手腕がすさまじいと感じます。

ただ、個人的にIPOとなると、カリスマ経営者が亡くなった場合、そのあとを誰が引き継ぐのかという課題が上がってきますね。スティーブ・ジョブズ氏が亡くなった後のアップルが出したiPhoneは不振。iPhoneの部品を作っている会社が下方修正したことで、iphoneの新作の売れ行きが芳しくないことが浮き彫りにもなり、アップルや関連企業の株価も暴落したのはごく最近のことです。
ソフトバンクも孫社長にもしものことがあった場合、今までのようにはいかないのではないかなーって思うと、IPOもどうかな?って思います。(もちろん、そんなことはないことを願っておりますが、人間は不死身にはなれないので・・・)

話は戻します。ペイペイです。

今回、100億円もの大金を使ってソフトバンクが得たかったものは、何でしょうね。

● 圧倒的な話題による利用者の拡大。
● 使ってもらって「キャッシュレス便利じゃーん♪」「おつりの計算とかいらないし~」「レジもスムーズ!」という消費者の感覚
● ペイペイに対応できる店舗数の拡大
● 消費税増税した際の増税分を一部キャッシュバックするのにその実験や前振りを何となく感じる

楽天が1億ポイント還元!とかやっていることもありますが、100億円って桁違いですし、20%還元というのもかなり大きい。
これがビミョウに5%とかだったらそこまで使おうってならなかったと思います。100億円分がわずか10日間で使い切ったので、日本の景気を刺激したとも言えなくもないです。20%還元されるなら買っちゃえ~っていうノリの人は半分くらいいるのではないかと思っています。

私がこのキャンペーンを使おうと思ってたのが、ちょうど終わった日の翌日・・・出かける直前にこのキャンペーンが終わったのを見て、ブーツとコートを脱いでお茶を飲みましたよ。
急いで買うこともないか…とね。

日本政府としても、キャッシュレス決済を多くすることは課題にしています。
お昼ご飯を買うのも、いつも電子マネーを使っていますが、電子マネーか現金かではレジを通す時間が全然違います。現金ってだけで、お店の時間も、利益も奪ってしまっているのですよね。具体的に見てみましょうか。

キャッシュレスがないとき

店員「546円です」
お客「あ、あと1円・・・なかった・・・(5円を引っ込めて10円を出す)」
店員「550円で4円のおつりで~す」
これが、うっかり1万円しかなかったときとかは
店員「おつりが(お札を見せながら)5、6,7、8,9千円と・・・454円で~す」ってさらにやり取りが長くなります

キャッシュレス決済があるとき

これが電子マネーやキャッシュレス決済だと
店員「546円です」
お客「エディで」
店員「はいどうぞ」
シャリ~ン
店員「ありがとうございました」
で、終わります。新宿のオフィス街にある会社員にとっては12時~13時のコンビニは1分を争う戦争ですから、これで済むなら楽ちんです。

現金決済をする結果、お店もたくさんの人手が必要になり、人員不足が課題になる。当然、人件費がかかるわけですから、利益も低下させるし、税収は減るし、人手不足で営業できない店舗も出てくるわで、日本経済の課題ですから、政府が本腰入れようとするのは当然かと思います。

ペイペイにより、キャッシュレス決済が普及するのか!?
キャッシュレス決済派の私は期待して、今日もお昼の新宿四谷のオフィス街にあるコンビニで並ぼうと思います。

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税理士法人YFPクレア
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創立50周年を迎えた税理士事務所です。
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