こんにちは、税理士法人YFPクレアの越尾です。

昨日のブログはアップルペイで納税ができるようになった!という税務の革新的なITの進歩をした!といういい話だったのですが、今日は、税務の革新的IT化が期待外れだったっていうおはなしです。

今日は普段は大変お世話になっております、税務署のドンである国税庁に喧嘩売るようなタイトルにさせて頂きました。が、私の期待を裏切った国税庁が悪い!ということで、書かせて頂きます。

先月、弊社のメルマガでも「スマホで確定申告ができるようになりました」って書いたんですよ。
これはきっと「ならば自力で確定申告にチャレンジしてみよーかなー」とか、そんな人が増えるかなーって思って。

で、私も期待してたんですよ。
(たぶん、ちゃんと税務の新聞を読んでいたらこんな誤解もしなかったのかと思います。反省)

蓋を開けてみたら、給与以外の収入がある人は使えないんですよ!

給与以外に副業、不動産収入、株、FX、退職金。給与も2か所以上だとダメってことなので、年内に転職した人もダメ。

誰が使うの???

誰が使うシステムにいくらの税金を使ったの???

あほじゃないの!!???

ねぇ?あほなの???とスマホを握りながらぷるぷるしました!

スマホで確定申告できる人の条件

だってさ、使うであろう対象は下記の条件、全部整った人だけよ???

必須条件1 サラリーマンで給与以外一切収入がない

必須条件2 1か所から給与を受給している

今、国は副業とか、その他の収入を得るように促しているのに???
確定申告の主力である個人事業主は当然ムリ、株や投資信託をやっている人も無理、FXをやっている人もむり、2018年内に転職した人もこの時点でスマホで出来ません。2か所の税理士事務所で働きつつ、個人事業主をやってる私も当然むり。

この時点で「お手数ですがPC版をご利用ください」って表示されるんですよ。

さらに条件として

必須条件3 申告に利用する源泉徴収票が1枚のみ

必須条件4 勤務先で年末調整が済んでいる

いや・・・なんていうか、年末調整を会社がやり損ねたって場合は確定申告で税金を納めることになるんですが、もうこれ、何のために使うシステムなの?

必須条件5 医療費控除や寄付金控除の適用を受ける

必須条件6 医療費控除や寄付金控除のほかに、追加する控除がない

つまり、サラリーマンで6か所以上のふるさと納税を行った人か、10万円以上の医療費がかかった人。

このシステムで確定申告できる人って人口の何パーセントで、このシステムに使ったのはいくらだったのでしょうか。サラリーマンで6か所以上にふるさと納税を行うって、面倒だからそもそも5か所以内にまとめそうなので、医療費控除の対象者が実質メインになりそうな気もします。

対応OSも古い

もうすでにボロクソに言いまくっている私ですが、さらに言うと、対応しているOSのバージョンが古いんです。
アンドロイドは6.0~8.1
iPhoneでは10.3~11.4

私のiPhone、今日現在で12.1.3ですけど・・・
アンドロイドももう9.0だそうで。
動作確認ができてないから新しいバージョンで使えるかどうかが分からないとのことです。

「ああ。そう・・・」という冷めたリアクションしかもはや取れません。イマドキのスマホってWi-Fi繋げると自動的に更新するようになってるから対象OSを持っている人は対象者の中でも何割になるのでしょうか…

とはいえ、病気やケガの方は、病床でもスマホだったら手軽にできるかもしれないし、いいと思うので、全否定はしませんが、あれほど「みんなスマホで電子申告するなっしー」ってふなっしーを使ったのに、全然できないなっしーーーーー!!となる利用者は多いでしょう。

むしろ、期待してしまった分、がっかりが多いのでしょう。もう少しまともなものかと思ってました。

こんなのでは、弊社のお客様にオススメすることなんてできません。(というか、該当者がほぼいないなっしー)

税務の世界のIT化は遠いなっしー

※一部、表現が乱暴で不快な思いをさせてしまいましたら申し訳ありません。

また、国税庁および税務署の方も、革新的サービスをボロクソに言ってしまって申し訳ありません。今後に期待しております。

投稿者・投稿者チーム紹介

税理士法人YFPクレア
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