みなさんこんにちは、YFPクレア社会福祉法人チームです。
私が何度か監査に立ち会って指摘されました事項と確認される事項を、私見ですがお伝えする第2弾です。
現金実査・本当にお金があるか
現金出納帳が、実際の現金有高と合っているか見られます。つまり形式的な現金出納帳になっていないかを見られるという内容になります。
こちらは必ずと言っていいほど行われます。
そのため会計責任者が最低でも月末に出納長と現金有高を確認し金種表を作成し、確認した旨の押印が必要となります。
そのように管理をされていれば、監査があった時も乗り切れると思っております。
現金残高が上限金額を超えていないか
経理規定28条第3項には以下の通り定められております
【小口現金の限度額は、○○区分ごとに○万円とする】
現金は定められた金額以上に持ってはいけないという内容です。監査時には現金出納帳を1年間確認し、上限が超えていないか確認してきます。
上限を超えた場合は、なぜ超えたのか理由の説明を求められますので、どうしても超えてしまう時があった際には当該理由(まとまった現金が必要だった等)をお伝えしましょう。
ちゃんと理由を伝えれば、特に指摘されません。
収受した金銭の保管
経理規定第24条に、
【日々入金した金銭は、これを直接支出に充てることなく、収入後◯日以内に金融機関に預け入れなければならない。】
とあります。
現金で受け取ったものがあった場合には、経理規定上通りに何日以内に金融機関に預け入れているか確認されます。
預金の確認
現金同様にこちらも残高証明書や預金通帳により年度末残高が決算書と合っているか確認されます。
ここがずれているという話は今までありませんが、監査という作業では必要なところかもしれません。
あまりにも使用していない通帳があったりしますと、「使わない預金はなるべく解約するようお願いします」と口頭での指摘をされることがあります。
印鑑の保管状況は大丈夫か
印鑑をどこに保管しており保管先が鍵付きのものかを確認してきます。
また、印鑑を使うときはどのような手順で印鑑を取り出し使用しているかなどに加えて、理事長以外が使う際はどのようにルール付けしているかの説明を求められます。
しっかりと説明出来るようにルール化しておきましょう。
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