税理士を安易に決めると痛い目に合います!

「税理士なんてどこも同じ申告書ができるでしょ?」
そう思っていらっしゃいませんか?

もし、そうお思いでしたら、税理士というお仕事自体を誤解されているのかもしれません。

税理士は確かに年度末に決算書や申告書という形でお客様に成果物をお渡しいたしますが、それはあくまで結果のみ。その決算書を作るまでの工程は税理士によって全く異なります。

業種によっても得意・不得意があったり、税務も法人税はできても相続税はできなかったり・・・

そんな中で、「いい税理士を見つけたい!」「自分にあった税理士を探したい!」と思われる方はぜひ下記をご覧ください!

さいたま市内だから・・・近いから・・・は危険!

さいたま市内で税理士をお探しの方で多いのが
「家から近いから」「駅から事務所までの途中にあるから」という理由で税理士事務所を決められる方もいらっしゃいます。

以前は税理士事務所が近いと資料を持っていけたり、すぐに相談にいけたり…とメリットがありましたが、今はZOOM、チャットツール(もちろんメールや電話も)等使ってコミュニケーションを取るのが主流になってきているので近いのはさほどメリットにはならなくなってきました。

近いと資料のやり取りなどは楽ではありますが、コロナ禍ではむしろ面会回数を減らしたい方が多いため、郵送やデータのやり取りの方がやはり主流ではあります。

とはいえ、資料の郵送は同じ埼玉県内・さいたま市内の方が半日ほどで届きますし、アフターコロナになれば年に数回はリアルで顔を合わせる機会もあるかもしれません。その時はやはり遠すぎない方がお互い利便性が高いと言えるでしょう。

近さで選ぶより、もっと大事なことで税理士を選ぶことをお勧めします。

ネットで良い税理士を見極めるポイント

得意分野かどうかを確認する

税理士によって、得意不得意があります。

特殊な税務や会計知識が必要になる医療や介護、特殊法人である社会福祉法人・学校法人・NPO法人等はできる税理士は一部に限られていますのでご注意ください。

他にも、自動車の中古車販売や動物病院など、やったことがないと複雑で難しい業種も存在します。
普通だと思っていた自社の会計は、実は複雑で難しいものだった!ということもあります。

その税理士事務所が経験があるかどうかは確認しておくとよいでしょう。

意外と相続はできない税理士が多い

法人税や所得税の申告はできても、相続税の申告はできない税理士は非常に多いです。

相続税申告件数と税理士の人数を計算すると、税理士は年間に1件程度しか相続税申告をやっておらず、実際には相続税専門税理士が集中して相続税申告をしているため、ほとんどの税理士が相続税申告をやっていません。

そろそろ相続の準備をしようかな・・・と思って税理士に相談しても相続を知らない税理士の可能性もあります。
税理士は1度付き合い始めると長い付き合いになることが多いので、相続もありそうだと最初から予想ができるのであれば、予め相続税の相談もできる税理士事務所を選ぶ方が無難でしょう。

やってくれるサービスを確認しておく

税理士事務所と一言で言っても、やってくれることは雲泥の差が出てきます。

・自計(自分で会計ソフトに入力)のサポートをしてくれるかどうか
・記帳代行(税理士事務所が会計ソフトに入力)をやってくれるかどうか
・融資や資金繰りの相談ができるか
・融資のサポートを受けられるかどうか
・補助金や助成金の情報やサポートを受けられるかどうか
・電話やメールでの相談はできるか、回数制限はあるか
・納税予測をしてくれるか
・節税などの相談ができるか

「税理士変更をしたい」と相談に来られる方の多くは最初にこれらを確認していなかったため、あとから状況が変わった時に困ってしまったケースが見受けられます。

最初は自分で会計ソフトに入力を頑張っていても、本業が忙しくなってきたから記帳代行してもらいたいけど、依頼していた税理士事務所は自計のみだったから税理士変更せざるを得なくなった…という具合に、融資サポートや補助金情報も最初はいらないと思ったり、存在を知らなかったりしたものも、経営状況が変わると必要になることはありますので、最初から必要になった時にどのように対応をしてくれるのかを確認しておくとよいでしょう。

安すぎるのには訳がある

創業期には資金にも限りがあるし、できる限り税理士費用は抑えたい!
そう思って、1円でも安い税理士を探す方もいらっしゃるかと思います。

決して悪いことではないのですが、安いのには訳があります。

税務顧問とは名ばかりで、契約してから1度も面談はおろか電話もメールもつながらない税理士とか…
あとから多額の請求書が届いたり…と、色んなお話しを伺っています。

中には儲かってない行政書士の方が、税理士資格を持っていないのにも関わらず決算申告をしていたケースもありました。(税務調査でボロボロにやられて、弊社に泣きつかれて行政書士が税理士業をするのは違法だと知ったそうです)

安いから・・・と安易に飛びつくと後から高い代償を支払うこともありますので、サービスと価格のバランスを見てお選びください。

グーグルマップの口コミを参考にする

グーグルマップの口コミはグーグルの規約上、都合の悪いことを書かれてしまっても削除できません。
しかし、飲食店などとは異なり、口コミを盛んに書かれる業種でもないため、口コミがないのは可もなく不可もないと判断するといいです。

お客様の声を確認する

お客様の声で、実在する会社かどうかも確認しておきましょう。
A社、Bさんのように名前を隠している場合もあります。
お客様の声でお客様の会社にリンクを貼ってある場合もありますので、簡単に確認が取れるかと思います。

電話や面談時に良い税理士を見極めるポイント

良い税理士かどうかは、ネットや口コミだけでは見極めることはなかなかできませんが、電話や初回面談などで質問してみるのも良いでしょう。

紹介が多いかどうか

良い税理士の場合、お客様が友人の経営者や独立するスタッフ等に税理士を紹介してくれているケースが多いです。税理士事務所によってはいい仕事をしているかどうか、評価基準にしています。
紹介の有無の確認はしておいても良いでしょう。

ここで注意が必要なのは、税理士紹介サイトなどの業者から紹介はよい税理士かどうかの見極めにはなりません。業者は悪い税理士でもお金を払えば紹介するためです。紹介についてを確認するときはお客様からの紹介があるかどうかを確認しましょう。

電話のコール回数

これは普通の会社でも言えることですが、電話をした際、コール回数が多い場合、人手が足りていない可能性があります。
人手が足りていない場合、決算申告が遅れたり、間違いがあったり、雑な対応をされたりロクなことがありません。

また人手が足りていない理由が税理士の人格にある場合もありますので、電話のコール回数は注意したほうがいいでしょう。

担当を変えられるかどうか

税理士事務所と一言で言っても、税理士1人だけの事務所もあれば数百名規模の税理士事務所まであります。

税理士1人の場合、その税理士に「もしものこと」があった場合どうなるのかを確認しましょう。

従業員がいる場合、多くの場合では税理士の有資格者ではなく、科目合格者などの従業員が担当につきます。
税理士事務所によっては最初に対応した人が担当者になることもあれば、初回面談した営業マンや所長がお客様の性格や年齢、業種などを総合的に判断して担当者をつけることもあります。
一番重要になるのが、その担当者ときちんとコミュニケーションがとれるかどうかです。

実際、税理士変更を希望される方の25%は担当者とコミュニケーションが取れないことを理由に変更されています。しかし、税理士事務所を変えるのはかなり面倒が多くストレスのかかる作業です。
同じ税理士事務所内部で担当変更をできるのが一番お客様にとっても楽でいい方法です。

担当者を変更できるのか、ストレスなく、それとなく変更できるのか…など確認しておくとよいでしょう。

やってくれるサービスを確認しておく

ネットにもできるサービスは書いてあっても、念のため電話や面談時にきちんと確認しましょう。特に希望しているサービスの内容については回数や料金設定は細かく確認しましょう。

ネットには古い情報が消されずに残っていたり、営業のために誇大広告をしているケースもあります。

良い税理士に出会えますように

お客様が良い税理士に出会えるということ=税理士事務所も良いお客様と出会える!

お客様にとっても、税理士事務所にとっても良い出会いがあることを願っております!

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