監査部佐藤です。

皆さん、 こんな言葉を聞いたり、言ったりすることってありませんか?

“物騒な世の中になった”
“他人のことを考えない人が増えた”
“マナーの悪い人が増えた”

言いたくなる気分は分かります。
でも、全部嘘です(笑)

人口あたりの凶悪犯罪発生率 電車等の公共の場でのトラブル どっちも減っています。
また、マナーにしたって、私たちが子供の頃(私は41歳で80年代に子供時代を過ごしました)、歩きタバコ、立ちションベン、路上に唾やガム 全部珍しいものではありませんでした。
いま、これやってる人がいたら、しろーい目で見る、ってよりビックリしますよね。
でも、私が子供の頃は確かにこれが日常の風景でした。
ちょっと前のベストセラー『ファクトフルネス』を読むまでもなく(読んでほしいですけど)、”現代への嘆き”はだいたい嘘です。
https://books.rakuten.co.jp/rb/15747423/

 

なぜ、こんな嘘が常識のように言われてしまうのか、についてはいくつかの理由があるかと思います。

一つに“エビデンスよりもエピソードが強いから”があると私は考えます。
客観的なデータよりも、一つの強烈なエピソードに我々は衝撃を受け、傷ついたり、感動したり、嫌悪したり、します。
ゆえに、一つの悲しい事件のニュースに触れたとき、冒頭のような嘆きをしてしまうのではないでしょうか。

別に世間話なら良いと思います。

しかし、経営者がこれをやってはダメです。
経営判断は“常識”でも“気分”でも“感動”でも“嘆き”でもなく、客観的事実に基づきてなされるべきでしょう。

つまり、エピソードよりエビデンスです。
自身の肌感覚より、羅針盤を信じる強さがないといけません。
経営者の羅針盤は試算表、決算書、そして自身で作られた経営計画です。

 

追記)「エピソードよりエビデンス」は立命館アジア太平洋大学学長・出口治明さんの言葉です。

 

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