こんにちは!税理士法人YFPクレア、営業部の長谷川です!
2023年6月6日に日本政府が経済財政諮問会議で【退職金の課税制度】の見直しが検討されているというのがニュースになりました!

これまで日本は退職金の所得については税制の控除が優遇されていました。
しかし、最近では2021年の税制改正にて2022年1月1日以降を退職とする退職金の考え方と計算方法が改正され、今後も退職金について税制が変わるだろうとは思っていましたが。。。意外と早くに見直しが検討されました!!
20年後や30年後には退職金所得の税制控除の優遇が殆ど無くなってしまうのでは?と私は不安に感じています。。。

と、そんな将来の不安についてはいったん置いておいて、現状と予想される税制改正案について簡単にお話しをさせて頂きます。
見直しが検討されるのは勤続20年超の方の軽減措置で、以下の通りです。

現状

勤続年数が20年以下の退職所得控除
勤続年数×40万円
※80万円に満たない場合は、80万円

勤続年数が20年超の退職所得控除
800万円+70万円×(勤続年数-20年)

では、予想される改正案を見ましょう。

予想される改正案

勤続年数は関係なし
退職所得控除:勤続年数×40万円
       ※80万円に満たない場合は「80万円」

あくまでも予想なので、実際にこうなるかはまだわかりませんが、可能性はあります。
このように改正されたとしても、まだ退職所得控除の優遇は大きいですし社会保険料も掛からないのは良いですが。。。退職金を多く貰うことを想定されていた方にとっては大問題ですね。。。

退職金の今後の税制改正はとても不安に感じますが、もうすぐ(今年10月から)インボイスが開始されます!
退職金の税制改正、インボイスについて、税金のお悩みは多いと思いますが、皆様のお悩みを解決できるようにサポートさせて頂きますので何かありましたらご連絡ください。

それではまた!

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税理士法人YFPクレア
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