こんにちは、最近、やっとこさ経済のお勉強を始めました。
税理士法人YFPクレア 営業部の越尾です。

さて、私が税理士事務所に勤め始めてから初めての「消費税増税」でしたが、この度、結果が出ましたね。年率6.3%のマイナス成長でした。

年率6.3%のマイナスってどういうこと???
いや、数値の大きさからいってもかなりヤバいっていうことはわかります。
日本経済で考えたらあれですが、私が追っている数字…営業部ですから売上とか、利益とか、そういう身近な数字で「6.3%も前年比マイナス!?」ってなったら悲鳴を上げるどころか、血眼になってどうするか本気で考えるでしょう・・・。

国内総生産GDPが年率で6.3%も下がるってどういうことなの?
そんな疑問に答えてくれたのは、藤井聡先生(京都大学大学院教授)が書かれた「名目」GDPの落ち込みが半端なくヤバい~安倍増税ショックの真実~

に書かれていました。私のくだらないブログより、藤井先生の方がちゃんとまとまっているのでそちらをご覧ください。必ずご覧ください。絶対見てください。

越尾ファンなら絶対見るように!!(そんな奇特な方がいらっしゃるのでしたらですが…)
そうじゃない人も絶対見てください!!
つまり、経済活動を行っているすべての人、見てください!

今日のブログは上記のリンクをご覧になった上で読まないと、意味不明かと思います。

上記のリンク先では、5%増税、8%増税、10%増税時のGDPの変化についてを示しています。
ご存知の通り消費税は3%→5%→8%→10%と増税してきました。
その差は2%→3%→2%ですから、今回のGDPの変化は3%→5%と同等程度か…と思わせておいて実は今回の方が傾きが激しい。つまり悪化具合が激しい。

ここまでは上記のリンクを3回読み直して、ふーむそういうことか!と少しわかった。

過去二回の増税時には、名目GDPは、0%~2%弱という「プラス」の水準だったわけです。にも関わらず、その時、先にも示したように、「実質」GDPは凹んでいました。これはつまり、「実質」GDPの凹みの原因は、「消費増税がもたらした強制的な物価上昇」だけだったわけで、「国民が払ったカネの総額」は、実は全く減っていなかったわけです。

ところが今回は、この図に示されたように「国民が払ったカネの総額」も実に5%近くも縮小してしまったわけです。

つまり前回までは、「国民のカネの支払い総額(名目GDP)は減らなかったが、モノの値段が上がったが故に、買うモノの総量(実質GDP)が減った」という話だったのが、今回は、「モノの値段が上がったが上に、国民のカネの支払い総額も減って、買うモノの総量が(ダブルの効果で)激しく減った」という事になったのです!

引用 【藤井聡】「名目」GDPの落ち込みが、半端なくヤバイ ~安倍増税ショックの真実~

私も、外食の回数がぐぐーっと減りました。
個人的には子供も生まれるから自分のものは買い控えて…というのもあるのですが、8%と10%では桁の違いによる心理的影響も大きい。さらに、小学3年生程度の計算能力でも10%の消費税の計算が簡単にできてしまう。というのもあるでしょう。フィンランドの24%、14%、10%の消費税率はもう理解不能でした。24%って暗算では無理なレベルでしたが、10%は超簡単。0を一つ省くだけで消費税率が見えてくる!と、なんとなくそれまで欲しいなって思ってたものが急にどうでもいいモノに見えてくる。100円でも10円。1000円のものなら100円。あ、キャベツ買えるわ…やーめた!ってなるんです。

さらに、藤井先生の記事を読んでいてビックリしたのは安倍首相が「経済対策の効果もあり基調として緩やかな回復が続く」と言ってるってヤバくないですか?
この発言、新型コロナにどっぷりな一昨日(2020年2月17日)の発言ですよ。

日本各地から中国人観光客どころか世界中の観光客が消え、大企業では会議は30分以内、出張は禁止…と経済活動が急速に小さくなり、東京マラソンも一般ランナーがなくなって、ITの展示会も中止になったのに、緩やかな回復が続く根拠が全く見えないのに…「このおっさん、頭大丈夫か?」って感じですよ。
今の対策のままでは「中国の次は日本がやべーーよ」と世界中に言われるのでは?IOCと東京オリンピックの開催でお話合いをしなければならず、無理して開催するためにはまた多大な血税を使うのでは?それで安倍さんが自己満足してやめるのかなーって妄想すると腹が立ちます。無責任デスよねー。

藤井先生がおっしゃる通り、消費税増税が失敗だった、キャッシュレス決済還元事業をするも効果はなかったと言えないからでしょうけど。

さらにこのマイナス6.3%にはコロナショックは含まれていません。

新型コロナが流行し始めて、私がすでに辞めたことはいくつもあるのですが、まずはお買い物に行く回数が減りました。もちろん、ウイルスとの接触回数を減らすためです。
住んでる街から出なくなりました。電車には乗りません。遠出をすれば外食もするでしょうけど、しません。用があるときは迅速に終わらせてすぐに家に戻ります。寄り道はしません。ウイルス、怖いですからね。仕事は家でできるので、本当にネットと有難い措置が神か仏かって思っています。

大人だけで行く旅行も中止にしました。赤ちゃんが生まれたらそんな余裕ないだろうから…と家族が気を使ってくれたのですが、気が気じゃないので中止。楽しく行けるようになったら赤ちゃんもOKなお宿に行こうと思います。ずっと先になりそうだけど(笑)
出産前に美容室も行きたかったのですが、それも辞めます。密室で乾いた空気…マスクをせずに接客する美容師さんと1時間濃厚接触なんて危険ですからね。(本当はすごく行きたいのですが…今はおなかの赤ちゃんのために我慢です)
趣味の本屋さんもなんとなく近くの人達の様子が気になってしまい、滞在時間は5分程度。お目当ての本を見つける前に退散してしまうほど。

これだけでも我が家はコロナがなければ使っていたであろうお金を数十万円は使っていないことになります。あちゃー。

既にいろんな企業に勤めている友人らからの話では「プライベートでも遠出禁止。旅行に行ったら2週間自宅療養で」とか「社長がコロナ対策本部長となって、会議が30分以上は禁止になった」とかいろんな話を聞きます。3月の歓送迎会も中止でしょうし、4月のお花見もできないのではないでしょうか?

で、どの辺に緩やかな回復の兆しがあるんですかねー。いまだに桜を見る会でもめてる国会議員さんたちに説明してほしいものです。

誰も責任を取らない日本経済…令和恐慌の始まり…かもしれません。

投稿者・投稿者チーム紹介

税理士法人YFPクレア
税理士法人YFPクレア
創立50周年を迎えた税理士事務所です。
新宿(四谷)、さいたま市(南浦和)、渋谷、横浜、千葉、神田、立川の7拠点で活動中。弊社はスタッフの特技や趣味や相性を活かしています。クリニック、歯科医院、調剤薬局、整骨院などの保険診療も含まれる業種、漫画家や作家、保育園、社会福祉法人など、幅広くサポート。
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