この記事でわかること

  • マイクロ法人におすすめの事業10選と向いている事業の特徴
  • 事業選びで失敗しないための5つのポイント
  • 法人設立前に確認したい税金・社会保険などの注意点

マイクロ法人を作りたいけど、どんな事業を選べばいいの?

マイクロ法人を設立するうえで、適切な事業や業種の選択は欠かせません。

そこで今回は、マイクロ法人でおすすめの事業や業種の選び方を、税理士法人YFPクレアのコラム担当が優しく解説します!

マイクロ法人はどんな事業でもいい?実は向き・不向きがある!

結論からいうと、基本的に事業内容は自由!
でも、どんな事業でもマイクロ法人に向いているわけではありません。

そもそもマイクロ法人とは、一般的に社長一人で、従業員無しの法人のこと。

法律上の正式な会社形態ではなく、一般的な株式会社や合同会社と、設立の基本的な仕組みは同じです。

マイクロ法人の作り方を5ステップで解説!設立費用や注意点とは?

実は、マイクロ法人は社長1人でも設立できるって知っていましたか? フリーランスや副業をする人のなかには、個人事業とは別に会社を設立し、税金や社会保険料の負担を見直そうと考える人もいます。 そんな選択肢の一つが「マイクロ法 […]

例えば、店舗や大量の在庫が必要な事業は、初期費用や固定費が大きくなりがち。

特に一人で運営する場合、売上が少ない月でも家賃などの支払いが続くため、資金繰りが厳しくなることも!

そのため、事業を無理なく続けられるかも考えて選ぶことが大切です。

マイクロ法人に向いている事業・負担が大きくなりやすい事業の特徴
注意

【個人事業主とマイクロ法人を併用する場合の事業選び】

個人事業主として働きながらマイクロ法人を設立する「二刀流」を考えている方は、事業内容の分け方にも注意しましょう!

例えば、個人事業主でWebライティング、マイクロ法人でコンサルティング業を行うなど、それぞれの事業内容を分ける方法があります。

同じ業種での併用も可能ですが、個人と法人の事業の区別が曖昧な場合は、税務調査で売上や経費の振り分けについて指摘される可能性が…!

そのため、事業内容や契約関係を明確に区別できない場合、同じ業種での併用はおすすめしません。

税金や社会保険料の負担を減らすことだけを目的にせず、それぞれに独立した事業の実態があるかを確認しておきましょう!

マイクロ法人に向いている事業の特徴は?4つの共通点

① 初期費用が少なく始められる

まずは、少ない資金でスタートできること!

例えば、Webライティングやデザイン業なら、すでにパソコンや必要なソフトがあれば、大きな設備投資をせずに始められます。

② 毎月の固定費を抑えられる

自宅で仕事が完結する事業なら、事務所を借りる必要がなく、毎月の支出を抑えられます。

③ 在庫を抱えるリスクが少ない

商品を仕入れる事業では、売れ残りが損失につながることも。

一方、コンサルティングやWeb制作など、サービスを提供する事業なら、在庫を抱えるリスクを抑えられます。

④ 一人でも無理なく運営できる

社長一人で営業から経理までこなすなら、業務量も重要!

従業員を雇わなくても、自分のスキルや経験を活かして続けられる事業が理想的です。

大切なのは、売上だけでなく「無理なく続けられるか」という視点。

あなたが考えている事業はいくつあてはまる?

  • 初期費用を少なく抑えられる
  • 毎月の固定費が大きくならない
  • 大量の在庫を持たずに運営できる
  • 自分一人でも継続して仕事ができる

当てはまる項目が多いほど、小規模で運営しやすい事業の可能性があります。
ただし、実際の売上見込みや法人の維持費も含めた判断が必要です。

マイクロ法人におすすめの事業10選!

それでは、マイクロ法人で検討したい事業を10種類ご紹介します!

ただし、法人として運営するメリットがあるかは、売上規模や利益、取引先との関係、税金・社会保険料なども踏まえて判断しましょう。

① コンサルティング業

専門知識や経験を活かして、企業や個人の課題解決をサポートする仕事。

設備投資が少なく済む一方、専門性や顧客獲得が重要になります。

② Web制作・デザイン業

ホームページや広告画像などを制作する仕事。

パソコンがあれば始めやすいものの、制作ソフト代や納期管理には注意!

③ Webライティング業

Webサイトの記事や広告文を書く仕事。

初期費用を抑えやすい反面、継続案件の確保がポイントになります。

④ システム開発・プログラミング業

システムやアプリなどを開発する仕事。

専門スキルを活かせますが、開発環境の整備や納品後の保守対応も必要です。

⑤ SNS運用代行業

企業などのSNS投稿制作や運用をサポートする仕事。

在宅でも始めやすい一方、継続的な投稿管理や成果分析が求められます。

⑥ 動画編集・制作業

広告動画やSNS動画などを制作する仕事。

自宅でも運営できますが、高性能なパソコンや編集ソフトが必要になることも!

⑦ オンライン秘書・事務代行業

スケジュール管理や資料作成などをオンラインで支援する仕事。

大きな設備は不要ですが、情報管理には十分注意しましょう!

⑧ アフィリエイト・ブログ運営業

ブログなどで商品やサービスを紹介し、成果に応じて報酬を得る事業。

在庫は不要ですが、収益化まで時間がかかる場合もあります。

⑨ デジタルコンテンツ販売業

電子書籍やテンプレートなどを販売する仕事。

在庫を抱えず販売できますが、集客や著作権への配慮が欠かせません。

⑩ オンライン講座・教育事業

知識やスキルをオンラインで教える仕事。

場所を選ばず運営できますが、教材制作や受講者のサポートも必要になります。

事業初期費用の目安主な注意点
コンサルティング低専門性・顧客獲得
Web制作・デザイン低〜中ソフト代・納期
Webライティング低単価・継続案件
システム開発低〜中開発環境・保守
SNS運用代行低〜中投稿管理・分析
動画編集・制作中機材・編集ソフト
オンライン秘書低情報管理
アフィリエイト低収益化までの期間
コンテンツ販売低〜中集客・著作権
オンライン講座低〜中教材制作・集客

※初期費用は既存の設備やスキルを活用する場合の相対的な目安です。法人設立費用は含みません。

※「低」は主に既存のパソコンなどを活用して始められる事業、「中」は追加の機材や有料ソフトなどが必要になる場合がある事業として分類しています。

マイクロ法人の事業選びで失敗しないための5つのポイント

① 自分のスキルや経験を活かせる事業を選ぶ

まずは、これまでの経験や得意分野を活かせるか確認しましょう。

未経験の分野に挑戦するより、すでに知識や実績がある事業の方が、準備の負担を抑えやすくなります。

例えば、文章を書くのが得意ならWebライティング、専門的な実務経験があるならコンサルティング業など、自分の強みから候補を絞ってみましょう!

② 売上が安定して見込めるか確認する

継続的な契約が見込めるか、取引先を確保できそうかを事前に考えておきましょう。

特に、毎月安定した収入が見込めるかどうかは、法人の維持費を負担するうえでも重要なポイント!

③ 設立費用・維持費を事前に計算する

法人は、設立時だけでなく、毎年の維持費も発生します。

登記費用や税理士報酬、法人住民税の均等割などを含めて、無理のない資金計画を立てることが大切です。

参考:No.5100 新設法人の届出書類

参考:4 均等割について

④ 税金・社会保険の負担まで考える

法人を作れば必ず節税できるとは限りません!

法人化すると税金の仕組みが変わり、法人住民税の均等割や社会保険料などの負担も考える必要があります。

所得や役員報酬によっては個人事業のままの方が負担を抑えられる場合もあるため、設立前に比較しておきましょう!

参考:事業所が健康保険・厚生年金保険の適用を受けようとするとき

一人社長・マイクロ法人の社会保険はどうなる?

そう思った方、意外と多いのではないでしょうか。 「保険料はいくら?」「役員報酬で変わるの?」など、気になることもたくさんありますよね。 この記事では、一人社長・マイクロ法人の社会保険についてわかりやすく解説します! 社長 […]

⑤ 必要な許認可を確認する

事業によっては、開業に許可や届出が必要です。

必要な手続きを確認せずに事業を始めると、法令違反につながるおそれもあるため、事前に確認しておきましょう!

参考:許認可が必要な業種は

マイクロ法人を作る前に確認

  • 自分の経験やスキルを活かせる
  • 継続的な売上が見込める
  • 設立費用・年間維持費を把握している
  • 税金・社会保険料を試算している
  • 必要な許認可を確認している

チェックできなかった項目は、設立前にもう一度確認しておきましょう!

まとめ:マイクロ法人を作る前に!自分に合った事業形態を選ぼう

今回は、マイクロ法人におすすめの事業10選と、事業選びのポイントをご紹介しました!

一人で始められる事業でも、必ず法人化した方がよいとは限りません。

大切なのは、会社を作ること自体を目的にせず、事業規模や将来の計画に合わせて、自分に合った形を選ぶことです。

とはいえ、「自分の場合は法人化した方がいいの?」「税務上の問題はない?」と、判断に迷うこともありますよね。

そんなときは、設立前に専門家の意見を聞いてみるのも一つの方法です。

税理士法人YFPクレアでも、法人設立や税務に関するご相談を承っていますので、お悩みの方はお気軽にご相談ください!

格安!一人社長限定月額6000円の税理士サポート | 税理士法人YFPクレア

マイクロ法人・一人社長法人限定で月額たった7,000円で記帳代行、決算申告、税務相談ができます!売上少ないスモールビジネスの経営者様限定の特別価格のサービスです

会社設立費用全額キャッシュバック・設立費用ゼロ円|新宿・さいたま市 | 税理士法人YFPクレア

株式会社、合同会社やNPO法人などの会社設立は税理士法人YFPクレア、YFPクレア行政書士事務所におまかせください!

投稿者・投稿者チーム紹介

税理士法人YFPクレア
税理士法人YFPクレア
創立50周年を迎えた税理士事務所です。
新宿(四谷)、さいたま市(南浦和)、松本市の3拠点で活動中。

当法人は他の税理士ではちょっと難しい専門性が高い業種でも対応。
クリニック、歯科医院、調剤薬局、整骨院などの保険診療も含まれる業種、社会福祉法人、NPO法人などの非営利事業にも幅広くサポート。

また、マンガ好きのスタッフの「漫画家を応援したい」という一言から漫画家向けのサービスを始めたら毎月のように新規のご相談を頂いております。平均課税などもお任せください。

税務担当者はそれぞれの専門性を高めるため、特定の業種だけにはならないように配慮をし、税理士業として視野と知識を広められるようにしています。

税理士法人YFPクレア(東京税理士会 四谷支部 2029)
YFPクレア行政書士法人(埼玉県行政書士会所属 2402701)
YFPクレア社会保険労務士法人(埼玉県社会保険労務士会  1125013)
お問い合わせ