コロナ禍における税理士試験

コロナ禍での試験は試練がたくさん

 

皆様初めまして。税理士法人YFPクレア 四谷オフィスの中村です。
今回初めてブログの執筆をさせていただく事になりました。

 

さて、令和2年10月現在においてもまだ収束の様子を見せないコロナ禍真っただ中の現状が続いておりますが、令和2年度の税理士試験については無事受験することができましたので、その体験記を書き綴っていこうかと思います。

 

自粛期間中の受験申込

まず受験するためには申込をする必要があります。

税理士試験の受験申込は例年5月の上旬あたりから約2週間という短い期間中に行う必要があります。
そして今年の5月といえば全国的に非常事態宣言がなされた自粛期間中でしたのでいろいろな行動が制限されていました。
いつもはこの時期になると通学している専門学校から願書の配布があるとの連絡がくるのですが、当然今年は学校も自粛期間中は休業しているため学校の窓口で受け取るということができませんでした。
この場合に願書はどうするのかといいますと、学校に通っていない人たちと同様の手順が必要ということになります。

願書は各受験地の最寄の国税局で交付されているため東京であれば東京国税局へ願書請求をすることになります。(直接国税局へ行き交付を受けることもできますが、自粛期間中のためこれは断念)
請求の際には封筒の表面に「税理士請求」と赤書きをし、140円切手の貼ってある返信用封筒を同封して郵送により願書を請求します。願書の請求は4月の下旬ころからできるため、ミスした場合にカバーできるよう私は4月20日頃の早い段階で願書請求をしておりました。

その後一週間かからないくらいで願書が手元に届きましたので写真と受験費用の印紙を用意してゴールデンウイーク明けの受験申込受付期間開始と共に郵送で受験申込を完了させました。

 

直前期

5,6,7月の直前期のお話に変わります。

この時期は毎週2時間の問題演習と回答解説、3時間の講義というルーチンになっているのですが、3月から校舎での講義は全て休講しておりました。
それから6月に再開するまでの間はずっとWEB講義が続き、これがどうも自分の勉強習慣からはなかなか馴染めず、うまく集中して勉強ができずに最も苦しい期間だったと記憶しています。校舎が再開してから遅れていた未提出の演習問題を提出しなんとかついていきましたが6月末、7月末の全国模試の成績は思わしくありませんでした。

 

受験票と受験会場

6月の終わりころにはいつも受験票がとどいているはずなのですが、今年は7月の下旬ごろとかなり受験票の発送が遅かったようです。

届いた受験票を見ると「受験地:千葉県」「受験会場:幕張メッセ」。

この受験地、受験会場についてラベルシールのようなもので上書きされていたのですが、光に透かしてみると「立教大学」との文字が確認でき、どうやらこのコロナ禍で各大学での受験ができなくなり幕張メッセのような大きなホールでまとめて受験を行うこととなったようです。
また、私は今年相続税の受験をしたために影響はなかったのですが、簿記論、財務諸表論、消費税法の受験者の多い3科目については受験票が届いた後からも更に受験地の変更があったためにかなり慌ただしく国税庁の税理士試験ページの情報が更新されているのを見ていました。

 

受験当日

8月19日 税理士試験2日目のお昼前に幕張メッセへと到着。
オリンピック開催予定の日程をはずすために例年より10日ほど遅い試験日となりました。

メインホールには入り口にコンビニがあり、中の入場口の近くにはカフェもオープンしていたために待ち時間については有効に使うことができました。
いつもの大学校舎での受験の場合座る場所を確保するのも難しいことが多く、この点については良かったと思います。

入場口ではマスク着用の有無と体温測定(赤外線センサーのため一瞬)が行われ、受験票に測定済のチェックをしてもらいます。
試験開始15分前には入場口近くのお手洗いには長蛇の列。私は少し離れた場所で手洗いを済ませてから入場口へと向かいました。

中に入ると3人掛けの長机に椅子が2脚ずつ設置されており、約100人ずつに区分けされたブロックが広いホールの中にいくつもおかれている状況です。
私は受験申込が早かったせいか受験番号の数字が小さく、かなり前方のブロックにある席になっていました。
相続税法は午前中の法人税法の受験者と比べて少ないせいかいくつか使われていないブロックもあったようです。受験中もマスクは外せないこととなっており、受験中の受験者確認のために一時的にはずすということも特になかったように思います。

試験終了後は密をさけるために速やかに会場を後にして帰路につくこととしました。

 

試験が終わって

地元へ戻り回答の再現を行い、学校の模範解答の発表と共に自己採点を行ったところ、計算は合格ボーダーラインにのりましたが、理論は合格ボーダーに届かず厳しい結果になりそうです。
12月の結果発表まで確実にはわかりませんが、もう一年相続税法の勉強を続けていくつもりです。

今年の税理士試験受験申込者数は54,301人と前年比97.2%、そのうち相続税法の受験申込者数は3,555人と前年比94.1%とここ数年は毎年税理士試験の受験者数の減少が続いています。
コロナ禍での試験ということで、実際の受験者はもっと少ないのではないかと予想されます。

 

AIにより仕事を奪われる職業として上位にランク入りしている税理士という職業ですが、税理士のなりての減少という問題も抱えています。
そんな中でのコロナ禍において、税理士という職業のありかたについて今一度見直しする必要があるのかもしれません。

 

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