浦和監査部7課の村上と申します。
毎月月初に「金融機関が融資したくなる決算書」というセミナーを開催しております。
このコラムを読んで興味を持たれた方は是非、セミナーにご応募下さい。
会社の数字を把握するための「5つの利益」
会社の数字を把握するためには「5つの利益」を理解しましょう!
会社を経営されている方であれば、必ず作成、目にしたことがある決算書や試算表。
これらは貸借対照表と損益計算書の二つに分けられます。
今回のお話は、損益計算書に記されている「5つの利益」について。
貸借対照表も損益計算書も、すべて企業会計原則というルールのもとに作成された書式であり、会社によって違う、ということは一切ありません。
一番上に記載されているのは「売上高」
売上高から順に下に降りていきます。
売上総利益
売上高-売上原価(仕入など)
…会社の商品力がわかります。
営業利益
売上総利益-販売費・一般管理費
…人件費や設備費など、会社を運営する上で支払う経費を引いた後に残る利益で、本業 の成果がわかります。
経常利益
営業利益+営業外収益-営業外費用
…会社の活動全般についての成果がわかります。
税引前利益
経常利益+特別利益-特別損失
…例年では発生しないような突発的な収益、費用を加算減算した利益で、法人税の対象となる利益です。
当期純利益
税引前当期利益-法人税及び住民税
…法人税等差引後の会社の最終的な利益がわかります。
おわりに
このとおり、会社の業績を把握するためには、「5つの利益」を理解しましょう。
業績の前期比較には重要なポイントになります。
少しずつでも決算書の見方を理解し、会社の業績把握に役立てていただけますと幸いです。
セミナーではさらに詳細な決算書の見方などもお教えしています。
ご興味がわいた方、ぜひお問い合わせください!
投稿者・投稿者チーム紹介
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