
- 1. 失敗しがちな税理士の選び方
- 1.1. 「まだ何も分からないから1番安く対応してくれる税理士に決めた!」の場合のミスマッチ
- 1.2. 「知り合いに税理士がいるから知り合いの税理士に決めた!」の場合のミスマッチ
- 1.3. 「何かあった時にすぐ聞ける様に近所の税理士に決めた!」の場合のミスマッチ
- 1.4. 「その他」の場合のミスマッチ
- 2. 失敗しない税理士の選び方は?
- 2.1. 会社の方向性を模索してから税理士を決める
- 2.2. 税理士法人にするか税理士事務所(個人事務所)にするかを決める
- 2.3. 税理士法人と個人事務所、どちらを選ぶべき?
- 2.4. 「まだ方向性とか何も分からない」ならサポートの幅広さで決める
- 3. 失敗しない!税理士の選び方のまとめ
こんにちは、税理士法人YFPクレアの営業部 長谷川です。
当社では、会社を設立したばかりの方や、現在の税理士から変更を検討している方から、日々多くのご相談をいただいています。
その中でよく聞くのが、
「安さで選んだら、必要なサポートが受けられなかった」
「知り合いに頼んだら、かえって相談しにくくなった」
「近所だから選んだのに、結局あまり会えなかった」
というお悩みです。
税理士を変更するのは、想像以上に手間がかかります。だからこそ、最初から自社に合った税理士を選ぶことが大切です。
この記事では、実際によくあるミスマッチの例をもとに、後悔しない税理士選びのポイントを解説します。
失敗しがちな税理士の選び方
まずは、税理士選びに失敗した・・・と感じて、税理士変更しようと思い、弊社にお問合せ頂いたお客様の例からご紹介します。
よくあるのがこんな感じです。
「まだ何も分からないから1番安く対応してくれる税理士に決めた!」
「知り合いに税理士がいるから知り合いの税理士に決めた!」
「何かあった時にすぐ聞ける様に近所の税理士に決めた!」
などなど色々な理由で決める方が多いですが、その様な方法で税理士を決めると、近い将来に顧問税理士とのミスマッチが起きて税理士を変更せざるを得なくなる可能性がでてきます。
次で詳しく見てみましょう。
「まだ何も分からないから1番安く対応してくれる税理士に決めた!」の場合のミスマッチ

3件の税理士(個人と法人)と見比べて2件は年間費用が35万円前後だったが最後に会った税理士は年間費用は25万円だった。
「どの税理士に依頼をしてもあまりサポート内容は変わらないだろうなぁ」と思い年間25万円での契約をした。
ほぅほぅ…年間25万円でサポート内容は同じなら安い方選びたいですよね。
では、その後、どうして税理士変更するためにご相談頂いたのでしょうか?
理由はこちら!
- 会計ソフトの入力や給与計算を自社で対応していたが自社で対応する事ができなくなり、税理士に相談をしたがサポートしてくれなかった。
- 税務の相談をしても答えが返ってこない。また、申告する時期になるまで利益がどれ程あるかなどが分からない。
- 年末調整や償却資産の申告などは別途料金になり、1年間たってみると結果高かった。
- 契約してから2年たったら売上は変わらないのに急に値上げの相談をされた。
安い税理士にはワケがある!
税理士事務所の営業担当から見ると、安い税理士事務所の場合こんな理由があります。
- 薄利多売のため、1社あたりのサポート内容は薄くなる
- お客様の報酬が安いから、従業員へ払う給与も安いため、経理担当者などが雇えないため、記帳はやってもらえない
- 実は料金表もちゃんと作っていない税理士事務所は多く、実際に作業をして値上げの相談をされるケースがある。
「知り合いに税理士がいるから知り合いの税理士に決めた!」の場合のミスマッチ

税理士を探していたがどの税理士にした方が分からなかったので知り合いの税理士にお願いした。
ほぅほぅ…予め知ってる税理士だったら気が楽ですし、なんでも相談できそうですよね!
でも、知り合いの税理士から変更を画策する経営者ってかなり多いんですよ!!
- 知り合いだからちゃんとした契約をしていなくてどこまでお願いをして良いか分からなくなり、決算間近になり慌てて申告することになった。
- 赤字だった時は良かったが、会社に利益がでてきた時に知り合いに自分の給与などを知られたくないと思った。また、知り合いに自分の給与の相談をしにくい。
- このままお願いしていると、友達ではなくなると思った。
- 友達が税理士になり、なんとなくお願いしたが、友達関係だからか、なぁなぁにされてる気がする…
友達税理士をスムーズに解約する方法(?)
「ごめんね!解約する!」って軽~く言える関係性ならいいのですが、友達や知人だと解約を言い出しにくい…という方も多いのではないでしょうか?
弊社税理士に聞いたところ
「甥が税理士になったから変えてやらんと!」的な言い訳がベターらしいです。
嘘だろう…と察しはするけど、悪い気はしない…と申しておりました。
「何かあった時にすぐ聞ける様に近所の税理士に決めた!」の場合のミスマッチ

場所が遠いと相談をしたい時にすぐに聞けないと思い、何かあった時にすぐに聞けるように近所の税理士を選びました!
そうですよね。職場と自宅の間とかなら帰り道に資料を持って行ったりできそうだな~とか思いますよね!では、なぜ税理士変更に至ったのでしょうか?
- 近所にあるからと言っても会いたい時にすぐに会えないし、相談は電話やメール、チャットでほぼ解決できるから近所でなくても良いと思った。
- 自社を引っ越すことになり税理士が近所になくても良いと思った。
以前とは状況が変わった税理士界隈
今はチャットワークで相談を受け付けることが非常に多いです。
チャットワークでは足りない場合はお互いの都合を考えて、zoomやteamsを使ってオンライン面談することも増えました。
また資料も、クラウド会計ソフトの機能を使ったりしてデータで送ってこられるケースもあります。
「その他」の場合のミスマッチ
- 融資の相談はできないと言われた。
- 「社労士業務」「弁護士業務」のサポートがなくても良いが、簡単な情報も持っていないし、強い専門家の紹介もしてくれない。
- 経理スタッフが辞めて経理業務が疎かになってしまってもサポートしてくれない。
税理士変更の理由
会社が小さいときは依頼したい業務内容が少ないのですが、会社規模が大きくなっていくにつれて、依頼したい内容が増えるのはよくあることです。
- 融資(日本政策公庫、制度融資など)や資金調達
- 経営にかかわる法改正(社会保険や年金、その他法改正)についての相談
- 記帳代行や給与計算代行など、毎月自社で行った方が良い経理
失敗しない税理士の選び方は?
会社の方向性を模索してから税理士を決める
税理士選びで失敗している経営者様は、会社の方向性が定まっていない方が多いです。
例えば、売上と採用計画。
「設立して〇年間は人を採用する予定はないから、自分一人で会計ソフトの入力などもできる。」
「〇〇年後には売上も上がって、従業員が増え、自分一人では経理関係の対応をするのが難しくなるだろう。」
「でも経理を雇うと利益率が下がるし、いざ経理を採用しようとしても採用できない……」
そこで最初に相談するのは顧問税理士になる可能性が高いと思いますが、その税理士が経理業務のサポートをできない場合はどうしますか?
また、税務調査が入ってしまったとき、顧問税理士は税務調査の対応経験が少ない場合は不安ではありませんか?
契約する時の現状だけで税理士を決めてしまうと、その都度、税理士を変更することになる可能性がでてきます。
壁にぶつかる度に税理士を変更するのは非常に大変です。
ですから、最初から今後おこりうるトラブルを想定して、こなせる税理士を選んだ方がいいのです。税務申告だけでなく、経理体制、給与計算、融資、税務調査、必要に応じた他士業との連携など、どこまで相談できるのかを見ておきましょう。
税理士法人にするか税理士事務所(個人事務所)にするかを決める
税理士法人と個人事務所、どちらを選ぶべき?
税理士を選ぶときは、税理士法人に依頼するか、個人事務所に依頼するかも確認しておきましょう。
どちらが良い・悪いではなく、重視するポイントによって向き不向きがあります。
| 種類 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 税理士法人 | 複数人で対応できるため、税務・融資・経理代行・事業承継など幅広い相談に対応しやすい | 担当者が変更になることがある |
| 個人事務所 | 代表税理士や担当者との距離が近く、長く同じ人に見てもらいやすい | 対応できる業務範囲や繁忙期の対応力は事務所によって差がある |
担当者が変わるのがどうしても不安な場合は、個人事務所の方が合っているかもしれません。
一方で、会社の成長に合わせて、融資、給与計算、経理代行、事業承継なども相談したい場合は、組織的に対応できる税理士法人が向いていることもあります。
大切なのは、事務所の形だけで判断しないことです。
「誰が担当するのか」「どこまで相談できるのか」「担当者が変わる場合はどのように引き継がれるのか」を、契約前に確認しておきましょう。
「まだ方向性とか何も分からない」ならサポートの幅広さで決める
方向性は決まらない!会計も税務のことも分からない!どう選んだらいいのか分からない!!
そんな方は、幅広くサポートしてくれる税理士事務所を選ぶといいでしょう。
税理士事務所によってサービス内容も報酬規程も全く違うので、それぞれの税理士事務所のサービス内容と料金を確認することをオススメします。
ざっと、こんなサービスの有無と料金をご確認ください
- 税務顧問
- 記帳代行
- 給与計算代行
- 年末調整の追加料金
- 創業融資サポートの手付金、成功報酬
- 決算申告(法人税)
- 消費税の申告の料金
- 税務に関する質問をした時の加算報酬
- 税務調査の立ち合い
私が会ってきたお客様の中には
「質問がある場合、税務顧問料金とは別で加算報酬を頂きます!という税理士事務所だったので気楽に相談できず3年間、何も相談せずに記帳と決算申告だけやってもらっていた」という方もいらっしゃいました。
税理士事務所によって、同じ名称のサービスであっても内容が異なる場合がありますので、一つずつ確認して過信せずにご確認ください!
失敗しない!税理士の選び方のまとめ
いかがでしたでしょうか?
弊社のお客様でも、赤字で倒産寸前だったお客様が税理士を変えて、しっかり税務や会計を見直す習慣をつけただけで、3年間で黒字経営になった会社もあります。
顧問費用は2.3倍に増えましたが、それを差し引いても利益はマイナスからプラスに変わりました。
税理士選びは会社の命運を分けます。
今後、御社にとって、有益な選択ができることを願っております。
投稿者・投稿者チーム紹介
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創立50周年を迎えた税理士事務所です。
新宿(四谷)、さいたま市(南浦和)、渋谷、横浜、千葉、神田、立川の7拠点で活動中。弊社はスタッフの特技や趣味や相性を活かしています。クリニック、歯科医院、調剤薬局、整骨院などの保険診療も含まれる業種、漫画家や作家、保育園、社会福祉法人など、幅広くサポート。
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