こんにちは!税理士法人YFPクレア 芸能チームです。

個人の確定申告が近くなると、顧問契約をいただいているお客様と決算着地の面談の季節となります。
直近の月次決算の数字を見ながら、今後の売上や経費の動向についてお客様からお話を伺い、今期の収支はどのくらいか、納税額はどのくらいかを予想しながら、お客様と決算の着地点を共有していく面談です。
もちろん、あくまでも予想ですので、これからの数ヶ月で着地点が全く違う場合もありますが、今期のゴールが迫ってくると思うとホッとするような、ワクワクするような、なんとも言えない面談で、私は着地の打ち合わせが好きです((o(´∀`)o))ワクワク

この打ち合わせでかなりの頻度で質問されるのが、節税と投資についてのご相談です。

「なにか良い節税方法はありますか?」
「投資しようかと思いますが、おすすめの投資方法はありますか?」

両質問とも、「ありません!」とお答えしています(鬼!)

節税について

世の中には節税方法としていろいろな手法や商品が紹介されています。

しかしほとんどの場合、利益の先送りの手法か、現法の抜け道を使って行うような取引であるため、いつ抜け道を塞がれても(法改正で使えなくなっても)おかしくないものばかりのようです。

少し前に節税の研修セミナーを受講しましたが、その研修の講師も
「ほんとのところ、有効な節税商品ってないんですよねー」
と、笑いながらおっしゃっていました(苦笑)。

うまい話なんてそーそー転がってはいない!┐(´д`)┌ヤレヤレ
というのが私の実感です!

あっと驚くような節税方法はないにしろ、地道で堅実で確実な節税方法はありますので、そちらをご紹介します。

①小規模企業共済

個人事業主や小規模事業者社長の「退職金」の積立というコンセプトの節税商品です。

何が節税になるかというと、積立金(掛金)全額が確定申告での控除対象となること!
積立金はいずれ、退職金としてもらえるのに、積み立てる時に掛金が全額控除対象となるのは一石二鳥!

しかし、場合によっては元本割れや加入要件などもありますので、加入ご希望の場合は中小機構サイトや顧問税理士への確認が必要です。
小規模企業共済サイト

②倒産防止共済(経営セーフティ共済)

取引先が倒産して売掛金の回収ができず資金繰りが困難に陥る場合があります。

この共済に加入して積立をしていると、積立金の範囲内で貸付を受けることができ、資金繰り悪化を一時的に解消することができるという保険的な商品となっています。
この商品も掛金が全額損金になるというところで節税商品としてご紹介しています!

ただし、解約金はその年度の所得となるなど小規模企業共済とは制度が異なるため、加入時には顧問税理士などへ相談されるなど、検討が必要です。
経営セーフティ共済サイト

まとめ

以上です。

。。。ジミ。。。(-_-)

ご紹介しておいてなんですが、華々しい「節税商品〜☆彡」とは一線を画した地味なものです。(名前も地味だし。。さすが、お国の制度。。。)

でも、上記2商品ともに国の制度で、掛金を全額控除できることは認められているため、安心安全の節税商品としてご紹介しています。
安心して長いスパンで節税したい方にご参考になれば幸いです。

注意!

当たり前ですが、掛金納付の場合はキャッシュが必要です!
キャッシュにゆとりのある場合にご検討いただくようご注意ください!(キャッシュないのに積立はおすすめしていません)

「生活資金が乏しいけど節税ができるなら積立したい」
とおっしゃるお客様がいらっしゃいますが、両商品とも中長期的な積立の商品です。

一定期間内に解約すると元本割れ(もしくは掛捨て)しますのでご注意を!
(2)では投資についてのお話を致します。
お楽しみに!

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四谷監査2部2課 漫画・芸能チーム
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