こんにちは!税理士法人YFPクレア 芸能チームです。
令和5年10月から始まった「インボイス制度」。
消費税に対する情報の錯綜や「適格請求書発行事業者」などという聞きなれない単語へのザックリな恐怖や嫌悪感など、いろいろな情報や感情が日本中を渦巻いた時期でありました。
あれからもうすぐ1年。。。
落ち着きましたでしょうか?
何か変わりましたでしょうか?
令和5年10月の開始から適格請求書発行事業者として登録した方は、令和5年の確定申告から既に消費税課税事業者となり、既に消費税申告を経験されたかと思います。
納税、おつかれさまでした<(_ _)>
では、令和5年10月に適格請求書発行事業者に登録しなかった方はどうされているか。
制度開始の時、どうして登録しないのかという質問に対して一番多かった回答が
「様子見します」
でした。
世の中の動向を見た上で、必要になったら登録するという回答が多数でした。
そして今、
ポチポチと適格請求書発行事業者に登録する方が見受けられます。
登録理由
- 消費税課税事業者の要件を満たしたから
- 取引先からインボイスを登録してほしいとやんわりと言われたから
- インボイス登録していたほうが新規取引先との契約が有利になりそうだから
などなどが挙げられるようです。
理由はいろいろあるにせよ、適格請求書発行事業者の登録をいたしますと、その年度から消費税課税事業者となり消費税の申告が必要になってきます。
確定申告に消費税の申告も加わると、
消費税に関する知識や申告の難易度、作業や面倒くささが格段に上がります!
- 会計ソフトに消費税区分もきっちり計上する必要がある
(課税10%、軽減税率8%、適格請求書かどうかを見極めた上での計上) - 自分に有利な制度は何かの判断(本則か簡易か)
- 所得税だけではなく消費税の申告書も作成しなくてはいけない
(申告書まで作成してくれる会計ソフトもありますが。。。)
3月15日までの忙しい確定申告の時期に
これ以上作業が増えるのはたまらん! と、なるわけです。
私の持論ですが、消費税課税事業者になったら確定申告は税理士に任せた方が良いと思います。
こんなことを言うと
「インボイスが始まって税理士は報酬がいっぱいもらえていいね~」
と思われるかもしれませんが(実際、友人知人には言われました)、会計処理や集計作業を行う私たちにとってもインボイス制度の煩雑や難しさは筆舌に尽くしがたいものとなりました(´;ω;`)ウッ…
できれば、インボイス制度廃止して欲しいというのが切なる願いではあります。
ただ、制度が始まり、今更廃止にはならないとすると、どうすればみんながハッピーになるのかと考えた時、
面倒なことは専門家に投げちゃいなさい!
と、声を大にしてお伝えしたいと思います。
多少お金はかかりますが、時は金なり! ですよ。
投稿者・投稿者チーム紹介
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クリニックや漫画家、芸能人…と様々な業種のお客様を担当するチーム。
好き!応援したい!という純粋な気持ちを仕事につなげて
それぞれ特有の税務の勉強もしています。
チーム全体としては、給与計算が得意。
500人超えの大人数の給与計算のアウトソーシングも大歓迎!
チームワークで大企業でも対応出来ます。
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