みなさんこんにちは、医療コラム担当の及川です。
前回に続き医療の業種にについて紹介できればと思います!

今回は特殊な医療業務に係る業種紹介していきます。

厚生労働省が「医療関係従事者数」として公開していた一覧の職業を医療従事者として説明していきます。(以下で紹介する職業は、資格や免許が必要な医療関係の職業)

2.理学療法士、放射線技師、臨床検査技師など

ドラマなどでも取り上げられることがある、やや特殊な医療業務です。名前だけは聞いたことがあるというものもあるのではないでしょうか。こちらで紹介する職業は、それぞれの分野のスペシャリストのようなものが多いです。

  • 理学療法士
    …医学リハビリテーションを専門に行う。
    病気やケガをした患者さんや介護施設の利用者の基本的動作能力(歩く、立つ、座る、寝返りなど)の回復を図る。
    患者の能力や生活環境を考慮しながら、運動・マッサージ・電気刺激などで適切なリハビリを行う。
  • 作業療法士
    …心や身体に障がいのある方に対して、日常生活の能力改善・維持のためのサポートをしていく。
    運動以外にも食事・更衣・排泄・入浴などのセルフケアや社会復帰のための訓練など、扱う領域は幅広い。
  • 視能訓練士
    …医療機関などで眼科関連検査を行う仕事がメインとなる。
    視力、眼圧、視野、色覚、光覚を検査するほか、弱視や斜視の改善訓練、視力が低下した患者へ症状の進行を抑えるためのリハビリなども行う。
  • 言語聴覚士
    …聴く・話すことによるコミュニケーションが困難となってしまった方を支援する仕事。
    状況を改善・軽減するため発声練習や手話などでリハビリをする。
    ほかにも摂食嚥下の方のサポートや、聞こえの障害に対しては補聴器の装着や人工内耳の調整も行う。
  • 義肢装具士
    …医師の指示の下、患者の手や脚の役割を果たす“義肢”と、身体機能を補い、回復をはかるためのギブスやコルセットなどの“装具”を製作し、病院などで適合を行う。
  • 診療放射線技師
    …医師または歯科医師の指示を受けて放射線を人体に照射する仕事。
    画像診断やCT検査、がんなどの放射線治療、放射線を使用しないMRI検査も業務内容に含んでいる。
    それ以外にも、扱う装置の管理や放射線被ばく管理も行う。
  • 臨床検査技師
    …病院などで血液検査や心電図などを取っているのは臨床検査技師。
    臨床検査によって採取した患者さんのデータを医師に提供するのが仕事。
    臨床検査技師の仕事は、血液など患者さんの体から採取した検体(身体組織)を検査する「検体検査」と、脳波や超音波検査などの医療機器を使って患者さんの身体を直接検査する「生体検査」がある。
  • 臨床工学技士
    …医療機器を使いこなすための知識や技術を持つスペシャリスト。
    医師の指示のもと人工透析や血液浄化装置、人工呼吸器などの生命維持管理装置を操作して治療のサポートをしたり、医療機器が安全に正しく使用できるように保守点検を行う。

ドラマでも扱われていた業種もあったかと思いますが、たくさんの専門分野によって医療現場が支えられているのが分かりますね。

次回は、歯科関連、はり・きゅう関連の業種紹介をしていこうと思います!
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投稿者・投稿者チーム紹介

四谷監査2部1課
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